花個紋は「日」を表す紋
四年に一度の閏年だけにある二月二十九日もいれて一年366日。花個紋は四季折々の花を「紋」にあらわした366日のバースデーシンボルです。
花個紋は、一日に一つずつ「その日」を祝福する「しるし」として生まれました。「花が開くは運気が開く。実が結ぶのは成果が実る」といわれ、草花をモチーフとする文様は、古くから「吉兆のしるし」としてつくられ、親しまれてきました。桜や梅にはじまり菫や撫子など、身近な花々は家紋にも数多く見られます。花を紋という形にすることで、紋をつくる人も身にまとう人も、花に宿る精気を感じ、精神性の高まりを感じていたと言われています。
日本人の花を愛する心情、季節の移り変わりを察する感受性、そして、シンプルな形に多くの意味を見出す知性。そういった日本の精神性を家紋から学び、「個紋」という新しい文化を経て「366日の花個紋」は誕生しました。
花個紋は、花の姿・性質・歴史を踏まえて「その日」を象徴する花が選ばれています。一つ一つの花個紋は開花する季節や、昔からある日本の伝統行事、節句、戦後恒例化したイベントにちなんだ花が取り入れられています。
【個紋の名前】三つ葉繁縷
【個意ことば】休息
そばにいる人を
心地よく安らいだ気分に
してくれる人。
【個紋の名前】枝桃
【個意ことば】成長
さまざまな経験を糧に、
常に進化し続ける人。
【個紋の名前】立ち野花菖蒲
【個意ことば】勝利
努力と才能で、
目標を達成できる人。
【個紋の名前】笹百合の丸
【個意ことば】刹那
常に未来志向で、
一瞬を輝かせるパワーを
秘めた人。
【個紋の名前】陰饅頭大菊
【個意ことば】博愛
大きな包容力で多くの人に
愛される人。
【個紋の名前】月落ち空木
【個意ことば】躍動
のびやかな自然体の
振る舞いが魅力的な人。
【個紋の名前】向う月下美人
【個意ことば】嬌艶
艶やかな雰囲気と
鋭い知性を兼ね備えた人。
【個紋の名前】陰千振
【個意ことば】成功
自分がイメージした通り、
物事を上手に運べる人。
【個紋の名前】矢雪陰猩々木
【個意ことば】純潔
まわりに流されず
自分に自信を持ち、
信頼を勝ち取る人。
【個紋の名前】横見朮
【個意ことば】永久
毎日を大切に積み重ね、
大輪の花を
咲かすことのできる人。