昔の紋様文化と
想いをつなげる
龍村美術織物。
おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さまへ。
歴史を感じる伝統の織物に、
健やかに育ってほしいと想いを乗せて。
おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さまへ。
歴史を感じる伝統の織物に、
健やかに育ってほしいと想いを乗せて。
現代ではめずらしい、経錦の織り方や幅の広いの織機を使用しています。
この方法にこだわるのは、生地の繊細さや柄の構成をきれいに出すため。
飛鳥時代や室町時代に使われていた柄を丁寧に復元し、雛人形に取り入れています。
龍村裂の丁寧な打ち込み技術によって、なめらかでありながらも折り密度が高い、強さのある正絹生地が出来上がります。
雛人形のお着物の曲線もきれいに仕上げることができるのです。
お雛さまの衣裳に使われている、京都龍村美術織物「鴛鴦唐草文錦」。
赤、緑、藍、黄、白、紫の色緯(いろぬき)を使用している、多彩華麗な錦です。
蓮のお花の上で花茎をくわえて向かい合う鴛鴦と、まわりの唐草の円輪の華麗さを経錦で表現しています。
お殿さまの衣裳に使われている、京都龍村美術織物「早雲寺文台裂」。
地場を銀箔で埋め、緑・梅老茶・うす紅色等の色糸で撫子風の草花を蔓唐草に構成して織り出した、銀欄の裂地です。
この裂地がもつ渋さと豪華さの絶妙な調和をそこなわず、現代的工夫を加味して織り出しました。
現代では、織物に触れる機会がどうしても少ないですが、お雛さまは、毎年飾って楽しむもの。
「雛人形が織物という文化に触れるきっかけになり、心が豊かになって育ってほしい」そんな気持ちが込められています。
また、雛人形はおじいちゃん、おばあちゃんや親御さまが、想いを込めて贈るものです。
昔の文化やご家族の気持ちが伝統文化とともに伝わっていきますように。
龍村裂のコンセプトのご紹介。
伝統工芸士 頭師 大豆生田 博(おおまみゅうだ ひろし)
製作・インタビュー「糸屋輪宝」「孝祥作
小三五」「輪宝錦」の雛人形の頭(お顔)を製作しています。