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初節句の内祝いをいただいたら、どんな「お返し」をすれば良いか?

2023年10月20日

初節句

初節句の内祝いをいただいたら、どんな「お返し」をすれば良いか?

女の子の赤ちゃんが出産して初めて迎える桃の節句(雛祭り)が初節句です。
初節句を迎えるとご両親、祖父母、親戚の方々、お友達などから、商品であったりお金であったり、
いろいろなかたちでお祝いをいただくと思います。
初節句でお祝いをいただいたら、どのようなお返しをしたらよいのでしょうか。

初めてのこととなると、何をどのようにすれば良いのか、戸惑うことも多いと思います。
いつまでに、どのくらいの金額をお返しするべきなのかなど、初節句でいただいたお祝いのお返しの仕方をご紹介します。また親戚の方々やお友達を招いてのお祝いの席は、何を用意し、どの様にすればよいかおすすめをご紹介します。東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら東玉の雛人形を詳しく見る:雛人形TOPはこちら
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お返しは食事会招待で問題ありません

もともと節句とは季節の変わり目の祝いのことです。季節の変わり目は気候が不順で寒暖差があり、体調をくずしやすい時期です。節句はこの季節の変わり目に、栄養のある旬の食材を食べ健康や無病息災、健やかな成長を願う行事です。節句と旬の食材は切っても切れない関係があるのです。

ご両親からお雛様をお祝いとして贈られた場合は、初節句のお祝いの席として「食事会」へご招待することで、お返しとすることが一般的です。
この食事会ではお祝い膳を用意します。お祝い膳の内容はこれでなくてはいけないという決まりはありませんが、定番となっている内容をご紹介します。

・ちらし寿司
見た目も華やかで桃の節句にふさわしい定番メニューとなっています。
中に入れる具材は、縁起がいいとされている海老(長寿)、豆(まめに働く)、レンコン(先が見通せる)などが使われます。
おにぎりのように握って、のりを着物のように巻き、お顔はウズラの卵にゴマで目を付け、おひなさまのような形にしても楽しいと思います。

・蛤のお吸い物
旬の食材の蛤でお吸い物を作ります。蛤の貝殻は他の貝とは合わさりません。このことから一生添い遂げられますようにという願いも込められています。

・菱餅
上から赤・白・緑のひし形の餅を重ねたものです。緑の新芽が白い雪を持ち上げその上に桃の花が咲いている様子で、春の訪れを表しています。

・白酒/甘酒
白酒が飲まれるようになったのは江戸時代からです。それまでは桃花酒と言って、お酒に桃のはなびらを浮かべて飲んでいました。桃(もも)=百(もも)に通じることから、長生きの縁起物として飲まれました。子どもたちにはアルコールが入っていない甘酒を用意してください。

・ひなあられ
もともとはお餅を砕いて小さくした、持ち歩きに便利な携帯食として重宝されたものです。かわいらしく、お手軽で人気があります。

最近はグルメ志向も重なって、レストランなどで豪華に行うこともあると思いますが、感謝の気持ちを込めた手作りのお料理で、贈り頂いたひな人形が飾ってあるお部屋でお祝い膳を囲むと、一層華やかなお祝いの席になると思います。
御祝の食事会にお招きするだけで、お返しは十分と思われますが、特にご両親にとっては孫にあたる可愛い可愛い赤ちゃんです。日頃撮り溜めた写真を、アルバムなどセットにしてお渡しするのも喜ばれるでしょう。また一言、簡単で構わないので、感謝の気持ちと身体を気遣う言葉を手紙に綴り、お祝で飾ったお花を添えると、より一層、気持ちをお伝えできると思います。感謝の気持ちは多過ぎても、伝え過ぎても、嫌な気はしないでしょう。

ちらし寿司

遠方の方からのお返しは子供の名前で贈る

遠方にお住まいで、お祝いの席にお招きできない方から初節句のお祝いをいただいた場合は、まずなるべく早く(3日以内位)にお礼状を出します。その後、初節句が終わったら内祝いとしてお礼の品を送ります。
これは基本的には一週間以内と言われています。遅くともその月のうち(3月中)にお返しするのがマナーです。
お礼の品の価格はいただいた価格の3分の1から2分の1位のものをお返ししましょう。

内祝い

初節句のお返しにおすすめは「縁起物」

それではお祝いの席にお招きできなかった方からお祝いをいただいた時に、どんなものを贈ればよいのでしょうか。
栗、豆、昆布、かつお節など縁起物が定番と言われていますが、特に決まりはありません。贈っても、もらった相手が喜んでくれなければ何の意味もありません。贈られた方が喜んでくれるものが一番です。
最近では日持ちのするお菓子や、いくらあっても困らない雑貨や寝具などの実用品なども多く使われています。

また贈る相手の方の好みがよく分からない場合などは、カタログギフトも有効です。
相手方に好みの物を選んで注文していただけるので、お好みの物をお手元にお届けすることができます。商品券もお好みの商品と交換でき喜ばれます。

身内の方々には赤ちゃんの写真を、フォトフレームに入れたものも喜ばれます。最近では赤ちゃんの顔写真や名前が入れられる、お菓子なども出来ています。顔写真入りのおせんべいや、名前入りのバウムクーヘンやカステラなどスイーツも、喜ばれると思います。

そのお返しの品に赤ちゃんの最近の様子などを簡単に書いた、お手紙やメッセージカードも一緒につけて贈れば、より一層感謝の気持ちが伝わります。初節句のお祝いをしたときの、赤ちゃんの写真を同封しても良いと思います。お祝いの中心人物である赤ちゃんの様子の報告を忘れないようにしましょう。

また身内以外の方からの内祝いに名入れギフトを贈る場合は、後々困らないように、お菓子や食品にしたほうが無難です。
また、その地域で独特な習慣がある場合もあります。内祝いにプラスして、いただいた額の10%程度をお金で渡す習慣がある地域があります。また内祝いはお返しという意味ではなく、お祝いのおすそ分けという意味で、お祝いをもらっていないのに、内祝いを配る習慣がある地域もあります。気を付けましょう。

初節句のお返し

初節句のお返しの表書きの正しい書き方とは?

お返しの表書きは「紅白蝶結び」の水引きののし紙に「内祝」または「初節句内祝」と書くのが一般的です。名入れ部分は初節句の赤ちゃんがいただいたお祝いですので、赤ちゃんの名前を入れます。

紅白蝶結び

同じのし紙でももう一種類「結び切り」というのし紙もあります。これも水引は紅白でお祝いごとに使われますが、結婚式やお見舞いなど「一回だけ」「繰り返さない」という意味を込めて使います。間違えないようにしましょう。

結び切り

高額なお祝いを頂いた場合のお返しは?

なかには高額なお祝いを贈ってくれる方がいるかもしれません。
そうした場合はどのくらいのお返しをすればよいのでしょうか。

身内からの高額なお祝いに対するお返しは、通常通り3分の1から2分の1位のお返しでよいと言われています。身内の年長者から高額なお祝いをもらって、それに高額な内祝いをお返しすることは、かえって失礼にあたる場合があります。

身内の方は贈った額と同等のお礼を期待しているわけではなく、かわいい赤ちゃんのために奮発してくれているのですから、ありがたく頂いておきましょう。その代り品物を返すだけではなく、近況報告や、写真を送ったり、訪問したりと、こまめに感謝の気持ちを伝えましょう。特にご両親にはかわいくてしかたがない孫の笑顔が一番の贈り物です。

まとめ

初節句のお返しは、お祝いをしてくれた方々への感謝の気持ちを表すのが一番です。お祝い膳のメニューもお母さんは赤ちゃんのお世話でとても忙しい時期かもしれませんのでお母さんもゆっくりと用意できるものがいいですね。内祝いを贈る時はのし紙の決まり事など少々堅苦しいこともありますが、包装などの決まりはありません。基本マナーを確認して失礼の無いように注意しましょう。

初節句のお祝いは赤ちゃんがもらったお祝いです。
まだ感謝の気持ちが表現できない赤ちゃんに代わって、お祝いをしてくれた方々へ感謝の気持ちを伝えることが大切です。
赤ちゃんの健やかな成長を報告することが一番大切で喜んでもらえることなのです。お祝いしてくれた方がみんなが笑顔になれる素敵な贈り物ができるといいですね。

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