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岩槻総本店
〒339-0057
埼玉県さいたま市岩槻区本町1-3
昔、まだ医療が発達していない頃、生まれた乳幼児が死亡する(流産の場合も)という事は、よくある事だった様です。ましてや懐妊する事自体、奇跡です。“子供を授かる”といいますがまさにその通りなのです。
だから、生まれ出でてきた子供を大事にするのは当たり前の事。その子供の健康と無事の成長を祝う為に、女の子には“雛人形”があるのです。男の子には違う意味も含め、兜や鎧飾り・鯉のぼりと言った節句人形があります。
元々、日本の暦は中国の暦を模していた様なので、中国で行われていた“上巳の節句”と言う行事が日本に入ってきて、“ひな祭り”へと変貌していったと言われています。
少子化により一人っ子が増えている中、本来の子供のお守り厄払いの意味に立ち戻っていると考えられます。乳幼児の死亡率は昔に比べれば、格段と下がっています。ですが、逆に病院からなかなか戻れない子供も増えているのではないでしょうか?
また、なかなか子供を授かれないご夫婦も多くいる事と思います。その様なご夫婦が、子供を授かった時、やはり願うのは子供の健やかな健康と成長なのではないでしょうか?そして現代、いつなにが起こるかわかりません。地震や洪水などの災害、交通事故、何かの巻き添えなど日常茶飯事に起きています。そんな事故などに遭わない様に、祈り続ける日々なのではないでしょうか?その為に、何かに願いを込めたいと思うのは当然な事だと思います。雛人形の昔の意味合いに立ち戻り、絢爛豪華な見栄を張る様な意味合いではなく、“生まれてきてくれてありがとう”と言う意味も込め、飾り・祝っているご家庭も少なくないと事と思います。
そんな意味からして、決して高価なお飾りでなくともご両親の気持ちのこもった雛人形で構わないと思います。隣近所との交流も少なくなり疎遠になっている現代ですから、家族の絆を深める意味でも雛人形を飾り、雛祭りをしてあげるのは意味深い事だと思います。
“人形”とは、読んで字の如し、“ひとかた”から来ていると言われています。古く、占いやまじないに使った紙や草木で作った“ひとがた”や“かたしろ”と言われるものが、人形のルーツではないかと言われています。
元々“ヒトガタ”は身の穢れや災いを、人間の代わりに引き受け、清める為の物でした。これがやがて、死亡率の高かった時代に生れた子供が、健康に育つようにと願いを込め、穢れを移すための身代わり人形を枕元に置いて災厄を祓う風習になっていったのではないでしょうか。お守りの様な役割をはたしていたのではないかと思います。この身代わり人形には、天児と這子と言われる人形があります。天児は立ち姿、這子は這っている様な姿をしたぬいぐるみです。
簡単なヒトガタで今の様な人形でありませんでした。材質も様々で、木を組み合わせた様な天児、はいはいの様な姿をして布で作った這子、または紙で人の形の様に切った物などがありました。始めの頃は、きちんとお顔もなかったのではないでしょうか?ただ、姿形を似せていたのではないかと思います。それが段々顔を描いたり、着物を着せたりして、今の“人形”と変わりなくなっていったのではないでしょうか。
もともとは、“ひいなあそび”すなわち、子供の遊びだった物が中国の【上巳の節句】と融合して、日本の“雛祭り”になった様です。中国の【上巳の節句】とは、この日に水辺で身を清め穢れを流したそうです。それが“ひいなあそび”と融合して“雛祭り”になった様です。
今でも地方によっては、紙などで作った、雛人形を川に流す“流し雛”が残っているところもあります。岩槻でも城址公園のひょうたん池で、毎年“流し雛”の催しをしています。
当初、雛人形(ただ、ひな人形と言われ始めたのがいつの頃なのかは、はっきりしていない様です。)を飾る意味としては、生まれてきた子供の成長を願うとともに災いを払い、“お守り”としての役割があった様です。守り人形としての役割が大きかったと思います。そうやって飾られてきた雛人形が、時代とともに変化し守り人形を担いながら、お飾りの要素を強く打ち出してきたのではないかと考えます。
それに伴い、御殿雛・室町雛・享保雛などと言われる、鑑賞用的な豪華な人形が出来てきたと思います。はじめは宮中での雛人形だった為、“○○家の雛人形”“××家の雛人形”といった具合に、各家で豪華さを競い合って、雛人形を作ったのではでいでしょうか。各家が見栄や、財力を競い合う様に、贅をつくし本物のミニチュアをお道具とした雛人形が出来上がったと考えます。
そして、今現在の雛人形は宮中の結婚式を模した型になります。雛人形には、身代り、お守りという意味以外に、良いご縁、良いパートナーに恵まれますように、という意味もあります。男女対のお人形には、そういう意味があり、子孫繫栄の意味もあります。今でも現存する、大名の雛人形といった物が、博物館や美術館などで見る事も出来ます。
本金蒔絵・象嵌・本漆など、いかにも贅沢な、そして精巧なお道具などは、見ていてもため息がでる様な品物に仕上がっています。その様なお道具を持ってお嫁に行く、それはお内裏様の様に幸せな結婚をしてほしい、あわよくば、“玉の輿”に乗って末永く幸せでいてほしいと思う親心にほかならないのではないでしょうか?“一人一飾り”と言われている事とも、合致するのではないでしょうか。“守り神”としての役割があるのはもちろんの事、幸せな結婚をして欲しいと思うのであれば、“一飾り”で、姉妹分を補うのは雛人形としても、荷が重いのでは?
その昔は、一人ひとりが人形に願いを込めたり、穢れを移して川へ流したりしたのですから、当然ひとりに一つだったと思います。それが高価な雛人形になり、節句の度に飾る様になったのですから、昔の意味からすると、“一人に一つ”飾るのが、本当という事になると思います。おかあさんのお下がりを飾る方もいらっしゃいますが、それは生まれた赤ちゃんのお守りである初節句に飾る雛人形飾りと、お守りとしてのお役目を果たした歴史あるお人形を一緒に並べて飾りたいものです。
現代社会において、いちどは希薄となりつつあった“家族の絆”が見直され、時代とともに絆の確認の仕方も変容してきました。家族が一堂に会し、揃って行事を祝うことも「絆を深める」ひとつのかたちです。そのかたちの一つ「ひな祭り」に関係する行事として、日本には季節ごとに五節句と呼ばれる五つの節句の文化があります。節句とは季節の節目。人日の節句(1月7日)・上巳の節句(3月3日)・端午の節句(5月5日)・七夕の節句(7月7日)・重陽の節句(9月9日)がそれにあたります。どれも、季節ごとに行われる、無病息災、健康長寿、一族の繁栄などを願うための伝統行事です。五節句では、季節の旬の食材や、邪気を払うとされる食材を使った行事食を食べたり、それぞれの節句ならではの飾りを作って楽しんで過ごす習慣があります。ひな祭りは3月3日の上巳の節句にあたり、女の子の無事の成長を願う行事です。ひな祭りをお祝いすることが、家族の絆をさらに深め、女の子が成長したときに思い出となり、また次の世代に受け継がれていくような行事となれば、幸せのリレーとなっていくのではないでしょうか。
現代社会において、“家族の絆”は希薄な時代です。だからこそ絆を深める為に、家族揃って行事を行う事はいい事だと思います。
日本には様々に、季節ごとに行事があります。人日・上巳・端午・七夕・重陽などです。他にも行事と呼べる物があります。それぞれの誕生日、入学や卒業なども、行事の一つだと思います。
そんな行事の中の、上巳=雛祭り。女の子のお祭りだと言わないで、家族みんなで、お祝いをして、一日を楽しく過ごす事が、家族のなにかのきっかけになってくれればと思います。
最後に現在の人気のひな人形を一部ご紹介します。
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