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鯉のぼりは室内でも優雅に泳ぐ!おしゃれな室内用鯉のぼり

2024年1月10日

鯉のぼりコラム

鯉のぼりは室内でも優雅に泳ぐ!おしゃれな室内用鯉のぼり

みなさん五月人形というとなにを思い浮かべますか?五月人形の代表格は鎧飾り・兜飾り・武将飾り、これらは室内に飾られるので「内飾り」と言います。それに対して「外飾り」となる五月人形の代表格は鯉のぼりというのが定番です。が、近年、外飾りの鯉のぼりを飾るのが難しいというお宅も多いのでないでしょうか。
大きなお庭があれば、5m6mの鯉のぼりを揚げて、盛大にお祝いしたいところ。しかし5m6mの鯉のぼりを揚げるには約10mのポールを立てなければいけない…。なかなか一般家庭ではたやすいことではありませんね。それに、最近のマンションやアパート等では、ベランダに物を置いてはいけない等という事もあるそうで、お庭に飾る様な大きな鯉のぼりでなく、2m位の鯉のぼりをベランダから泳がせるという事も出来なくなってきている様です。景観や防災などの観点からなのかもしれません。
そこで近年、人気となっているのがお部屋の中に飾れるタイプの鯉のぼり、「室内鯉のぼり」です。
元来「外飾り」であった鯉のぼりが「内飾り」としても飾っていただけるようになりました。
外の鯉のぼりは風が吹かないと泳ぎませんが、おうちの中の鯉のぼりは風が無くても元気一杯泳ぎます。

外に泳ぐのはいかにも勇壮な鯉たちですが、お部屋の中には子供部屋の可愛い雰囲気やリビングのおしゃれな雰囲気に合うでしょうか。室内こいのぼりには豊富なサイズやデザインがあります。
室内に泳ぐ鯉とはどのようなものがあるのか、どのような室内鯉のぼりがあるのか、どんなお部屋にどんな室内鯉のぼりがおすすめなのか、詳しくご紹介していきましょう。

室内用の鯉のぼりの大きさはどれくらい?コンパクトだからおしゃれに飾れる

外に揚げる鯉のぼりの大きさというと、いちばん大きな黒鯉で1.5m程度のものから、10mを超えるものまで様々。10mの鯉のぼりを揚げる…想像するだけで立派さに目がくらみそうです。
さて、端午の節句やこどもの日には鯉のぼりがつきものですが、そもそもなぜ鯉のぼりを揚げるのでしょうか。そして、なぜ鯉なのでしょうか、おめでたい魚の代表である鯛や、出世魚のブリなど、他の魚ではいけないのでしょうか? その理由をご紹介したいと思います。
昔から、鯉は生命力が強く、縁起のいい生き物として扱われてきました。鯉はきれいな水の中のみならず、汚れた沼や池などでもしっかりと生きていける力を持っているからです。

また、中国の黄河には「上流の激流を登りきった鯉は龍になる」という伝説があります。「鯉の滝登り」はこの故事に由来してできた言葉です。日本でも「勢いがあること」の意味や、鯉が龍に成長したことから「立身出世」の意味として使われるようになったのです。
ちなみに、激流のある場所が「竜門(りゅうもん)」という名であることから、「竜門を登った鯉は龍になる」として「登竜門」という言葉が使われるようになりました。登龍門は、成功へといたる難しい関門を突破したことをいうことわざとして使われます。

鯉のぼりを揚げることは、「愛する我が子が、鯉のように生命力が強く立派に出世していきますように」という親の愛情を表現するものでもあるのですね。

さて、お庭やベランダに鯉のぼりを飾れないご事情のある場合、室内に鯉のぼりを飾ることでお祝いができないでしょうか。そこで近年、人気急上昇なのが、「室内の鯉のぼり」。こちらの大きさは高さ40cm程度から大きくても2m弱までのサイズです。外に揚げる鯉のぼりと比べると非常にコンパクトにおしゃれに飾っていただけます。

室内鯉のぼり

サイズ選びに関してですが、内飾りである鎧飾りや兜飾りの脇に添えるものでしたら、鎧飾りや兜飾りの大きさに合わせて40cm~80cmくらいのサイズ選びをされるとよいでしょう。もし、室内鯉のぼりを主役で飾るなら、1、5mほど高さのある存在感のある大きめのサイズを選んでもいいかもしれません。平均して100cm以下の室内鯉のぼりが人気です。
素材に関しては、外に揚げる鯉のぼりと同じポリエステル製のもの、正絹のもの、ちりめんのもの等さまざまです。外に泳ぐ鯉は風がないとしなだれていますが、内飾りになった鯉は最初から泳いでいる姿でお飾りいただけるように作られています。
デザインはというと、写実的な鯉、ラインストーンのついたおしゃれな鯉、刺繍のたっぷりと入った豪華な鯉、まんまるお目目の可愛らしいぬいぐるみ調の鯉などいろいろです。
このように、サイズや素材やデザインの組み合わせで、室内鯉のぼりの種類は無限といっていいほどにあります。お好みに合わせて、お部屋の雰囲気に合わせて、ご家族で相談して室内鯉のぼりを選ぶのも、初節句の準備の楽しい思い出となります。

サイズ選びに関してですが、内飾りである鎧飾りや兜飾りの脇に添えるものでしたら、鎧飾りや兜飾りの大きさに合わせて40cm~80cmくらいのサイズ選びをされるとよいでしょう。もし、室内鯉のぼりを主役で飾るなら、1、5mほど高さのある存在感のある大きめのサイズを選んでもいいかもしれません。平均して100cm以下の室内鯉のぼりが人気です。
素材に関しては、外に揚げる鯉のぼりと同じポリエステル製のもの、正絹のもの、ちりめんのもの等さまざまです。外に泳ぐ鯉は風がないとしなだれていますが、内飾りになった鯉は最初から泳いでいる姿でお飾りいただけるように作られています。
デザインはというと、写実的な鯉、ラインストーンのついたおしゃれな鯉、刺繍のたっぷりと入った豪華な鯉、まんまるお目目の可愛らしいぬいぐるみ調の鯉などいろいろです。
このように、サイズや素材やデザインの組み合わせで、室内鯉のぼりの種類は無限といっていいほどにあります。お好みに合わせて、お部屋の雰囲気に合わせて、ご家族で相談して室内鯉のぼりを選ぶのも、初節句の準備の楽しい思い出となります。

桃太郎や金太郎も一緒に!室内用鯉のぼりに童話の主人公が登場!

ちょっと変わり種の室内鯉のぼりをご紹介しようと思います。
それは桃太郎と金太郎も仲間に加わった室内鯉のぼり。
そのまえにまず、なぜ桃太郎や金太郎が端午の節句に登場するのかをひも解いてみましょう。

「もーもたろさんももたろさーん、お腰につけたキビダンゴ~」の童謡が浮かぶ桃太郎。童話の中のキャラクターがなぜ五月人形として登場するのでしょうか。
童話「桃太郎」は、日本のおとぎ話の一つ。桃の実から生まれた男の子「桃太郎」が、おじいさんとおばあさんに可愛がられて育ち、成長すると鬼退治にでかけます。おばあさんから黍団子(きびだんご)を持たされて、イヌ、サル、キジを従えて、鬼ヶ島まで勇ましく鬼を退治しに行く物語です。
「桃から生まれた桃太郎が、きび団子でイヌ、サル、キジの協力を得て鬼が島へ行き、鬼退治をして宝物を持ち帰る」というシンプルでわかりやすいストーリー。でもその中には、おめでたいとされるポイントが、たくさん詰まっています。どんな要素がおめでたいのか見ていきましょう。

まず、子どもを待ち望んでいた老夫婦にやってきた子どもであるということ。
これは、こどもが少なくなった今の時代にも通じるものがありますね。
それから桃太郎の人物像。血色好く健やかに成長し、鬼に立ち向かう勇気や力強さ、またお供となる動物の協力を得る賢さを持っています。また、お供にする動物たちもそれぞれに意味があり、イヌは「忠」を、サルは「智」を、キジは「勇」を象徴しています。まさに理想の男子像なのです。
さらに、無事に鬼を退治するという目的を果たしたことから、災厄から身を守る強運の持ち主であるとも考えられているのです。

さて、もうひとつ、ここで注目したいのが「桃」!
女の子のひなまつりは「上巳の節句」といって、男の子の「端午の節句」同様、女の子の無事成長を願うお節句です。「上巳の節句」は別名「桃の節句」といい、一般的には別名の桃の節句のほうが皆様の耳にもなじんでいるのではないでしょうか。
この「桃」は、実はとてもおめでたいもの。桃という漢字は木へんに「兆」と書くように、生命や物事の「兆し」を意味し、悪い邪気を払う神聖なものとして用いられました。また、上巳の節句である旧暦の3月3日はちょうど桃の花の咲くころで、桃の花を用いて行事を行うようになったことから「桃の節句」と呼ばれるようになりました。また、桃は不老長寿を与える植物とされており、「百歳(ももとせ)」まで元気で長生きできるよう、桃の節句には桃花酒を飲むという風習も生まれました。
古来、不老長寿の象徴とされている桃から生まれた桃太郎はそのシンボル的存在といってもいいでしょう。

そして江戸時代に大人気ベストセラーとなった童話としての「桃太郎」は、明治時代以降も国民に愛され、邪気払いや子どもの健やかな成長、安産・産育を祈る信仰の象徴となりました。
そして今でも誰でも知っている「理想の男の子」の描かれたおめでたいこと尽くしの昔話として、ヒーローであり続けているのです。そのため、桃太郎のお人形は、男子の無事成長を願う端午の節句に欠かせない存在となりました。

一方の金太郎はどうでしょう。いかにして金太郎は五月人形の題材となったのでしょうか。
その歴史を見てみましょう。
童話「金太郎」の物語は、足柄山(現在の静岡県駿東郡)に住んでいる金太郎という力持ちの子どもが、山に住む熊や鹿や馬や牛とともに、相撲をとったり綱引きをして遊んでいたところから始まります。
なんともわんぱくでやんちゃな光景が目に浮かびますね。今でいうとガキ大将のような気質もあったのかもしれません。
金太郎のいでたちというと、赤いひし形の腹掛けをした姿が目に浮かびますが、これは母親が金太郎が早く大きくなるようにとの願いが込めて作ったものだとも言われます。

物語は、ある日、熊に乗っていた金太郎が、橋がなくて谷で立ち往生していた動物たちを見つけ、近くにあった大木を体当たりで折り、その木を橋として、動物たちに谷を渡らせました。
その後の金太郎はすくすくと成長して若者となり、都に住む侍の家来となり、悪者を退治するのです。

さてさらに踏み込むと、この金太郎の話には実在のモデルが存在します。それが平安時代に実在した坂田金時(公時)と言われています。坂田金時(公時)は、成長してから名将・源頼光の家来となり、四天王の1人として酒呑童子を退治したことで知られています。その坂田金時(公時)の幼名が「金太郎」であったことから、非常に強くて勇ましい武勇伝として語り継がれ、江戸時代の近松門左衛門作の歌舞伎や浄瑠璃の題材として演じられることによって、現在知られているストーリーとなりました。
面白いのは、坂田金時は「金時豆」の名前の由来になっているとのことです。
そして坂田金時の息子である坂田金平は、きんぴらゴボウの名前の由来となったとも言われています。ゴボウのかたい歯ごたえや、唐辛子のピリリとした辛さが、坂田金平の強さと連想されたことによるものだとのことです。そう知ってしまうと、端午の節句のお祝いの食卓に、金時豆やきんぴらごぼうを用意したくなってくるのが不思議です。

このように、時代を経るごとに金太郎は健康を表すシンボルの度合いを強めていきました。
端午の節句に金太郎のお人形を飾ることで、金太郎のように健やかで、気は優しく力持ちに成長してほしいという意味となるのです。

桃太郎も金太郎も、健康で優しく賢く勇ましい男児の姿から、無事の成長を願うわが子と重ねて五月人形の題材となり、飾られることが多くなったということですね。

さて、前置きが長くなりましたが、桃太郎と金太郎が、鯉のぼりとコラボした室内鯉のぼりがあります。

室内鯉のぼり「鯉と桃太郎(小)」

三匹の鯉のぼりにはそれぞれイヌ、サル、キジが乗っています。
ちりめん細工でできたお人形となりますので、子供部屋のかわいいインテリアと雰囲気がぴったり。
木製のスタンドにつるして飾るだけの簡単な卓上タイプです。

商品詳細

お部屋に飾るとこんなふうににぎやかになります。お子さんがご成長されてもちりめんの素材なら、手に取って遊んでも壊れたりしないですし、金属製の物とちがって鋭利な部分もなく、安心ですね。
室内鯉のぼり
室内鯉のぼり

  • 室内鯉のぼり 鯉と金太(ミニ):健康優良児「金太郎」が付いた室内鯉のぼりセットです。爽やかなグリーンのバックに泳ぐ縮緬の鯉のぼりも通常のものより元気で躍動感いっぱいです。飾り台の高さ52cm。人気のサイズです。

商品詳細

由来やいわれもさることながら、見た目もかわいい桃太郎と金太郎の室内鯉のぼり。
兜飾りや鎧飾りの脇役として飾るだけでなく、別の場所に単品でお飾りいただいても十分存在感があります。端午の節句のお祝いの席を一層にぎやかに盛り上げることまちがいなしの、おすすめの室内鯉のぼりです。

東玉おすすめのおしゃれな室内用鯉のぼり

さて、以下は東玉おすすめの室内鯉のぼりをご紹介したいと思います。
お部屋の雰囲気に合わせて選ぶのも良し、持っている兜飾りの脇飾りとして選ぶのも良し、直感で「スキ!」と思うものが出会いと思って選ぶのも良しです。
今回はオンラインショップのラインナップの中からのご紹介となります。

室内鯉のぼり「昇真(小)」

白木のスタンドに白いタペストリーが神聖な印象を与える室内鯉のぼり。
スタンドの高さ72cmと比較的大きめのサイズになりますが、存在感があり、一台で飾っても主役にもなりうる飾りとなっています。
背景となるタペストリーでは、虹色の瀧を龍が登っていきます。
ちりめんでできた主役の三匹の鯉はまるまると太っていて可愛らしい姿で泳ぎます。

お部屋に飾ったときはこんな雰囲気です。
室内鯉のぼり
室内鯉のぼり

  • 室内鯉のぼり 新(極ミニ)一本吊り:高さ30cmの極ミニタイプの新作室内鯉のぼりです。黒・赤・青のかわいい縮緬の跳ね鯉が最小限のスペースにお飾りいただけます。バックは、タペストリーの付かないシンプルなタイプです。

商品詳細

  • 室内鯉のぼり 健 木製台:高さ30㎝の卓上タイプの可愛い室内鯉のぼりです。鯉のぼりが泳いでいる様にデザインされています。

商品詳細

室内鯉のぼり「悠翔(ミニ)」

やわらかいちりめん細工でできた三匹の鯉。矢車までもがふっくらちりめん素材。
高さは飾りやすい52cmスタンドタイプの室内鯉のぼり。背景となるタペストリーには、黒い色に映える鮮やかな色の瀧を龍が登っていきます。

商品詳細

関連記事:「鯉のぼりの秘密!5色の「吹き流し」や金の風車など意味を解説」

いかがでしたでしょうか。

以上のおすすめしたオンラインショップの室内鯉のぼりの他にも、種類はたくさんございます。
「木目込の室内鯉のぼり」「鯉のぼりのさがった端午つるし飾り」などです。

伝統技法 木目込の鯉のぼり

室内鯉のぼり

室内鯉のぼり 木目込「さつきの風:そ~君」

人形の東玉では、伝統の木目込技法を室内鯉のぼりにも取り入れ、新しい時代に即した商品開発をしております。風を感じる吹流し、愛嬌のある表情、跳ね上がった尾っぽにご注目ください。
そ~君は 間口15 * 奥行15 * 高さ約55 cmの範囲で飾ることが出来ます。なんといっても伝統工芸の木目込技法で作られているので形が崩れません。大きくあけた口からは、まるで屋外で風を受けて泳いでいるかのような跳ね上がるしっぽに、ぱっちりお目目。そして福々しくもちょっぴりメタボな愛らしさ!吹流しも風を受けてなびく風情を造形で表現されています。ちりめん友禅のかわいい柄で着せ付けられており、パーツには矢車もついています。ポールの部品にあたる角棒は、お部屋の中で存在感を出す黒塗り仕上げと、お部屋に馴染む木目(もくめ)仕上げの二通りがあります。こいのぼりは固定されているので、箱から出してすぐに飾り付けられます。木目込の五月人形などと一緒に飾るのがおすすめです。お友だちにも自慢できる、東玉オリジナルこいのぼり飾りです。

いろいろなタイプの室内鯉のぼりが存在しますが、人形店によって取り扱う室内鯉のぼりの種類は違いますので、実際に見に行かれる際は、事前にご自身の検討されている雰囲気の室内鯉のぼりが置いてあるのか店舗に問い合わせてみるのもいいでしょう。

東玉の室内鯉のぼり一覧はこちらをご覧ください。

まとめ

愛情の大きさは鯉のぼりの大きさと比例するわけでは決してありません。大切なことは、鯉のぼりを揚げる、または飾る意味を理解して、愛情や願いを込めることなのです。
泳ぐ場所が、屋外であれ、室内であれ、鯉のぼりは鯉のぼり。
室内鯉のぼりを飾って、思いのこもったあたたかいお祝いにできたら、端午の節句がより素敵な思い出となり、これから先お子さまが大人になられてからも、記憶に残るものとなることでしょう。

五月カタログバナー

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