戦国時代を
戦い抜いた名将たち
伊達政宗、上杉謙信、徳川家康、真田幸村の
4人の武将の誇りや信念を表した兜と鎧。
戦国時代を戦い抜いた名将たちの甲冑からは
勇しさと力強さを感じられます。
伊達政宗、上杉謙信、徳川家康、真田幸村の
4人の武将の誇りや信念を表した兜と鎧。
戦国時代を戦い抜いた名将たちの甲冑からは
勇しさと力強さを感じられます。
第16代当主・伊達輝宗と最上義守の娘・義姫の嫡男。
東北最大の英雄伊達政宗は、わずか二十四歳という若さで奥州をほぼ手中に収めることに成功し。
天下に名を知られた名将です。
伊達政宗と言えば三日月の鍬形をつけた黒兜を印象的です。
この月の鍬形を決めたのは、父である輝宗だと伝えられています。
三日月は、これから満ちていく月。天下を狙う政宗の志と、父の願いが込められているようにも思えます。
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生涯で70回もの戦に臨み、そのうち敗北したのは僅か2回のみだったことから「軍神」と呼ばれています。
「敵に塩を送る」ということわざは「敵である武田信玄の領国が塩不足に苦しんでいることを知り、塩を送った」という謙信の義の心が表れたもの。
そのとき謙信は「信玄と争うべきは弓(戦争)にあって、米塩ではない。」という名言を残しています。
義将として知られる上杉謙信の兜は、太陽を表す日輪と三日月の鍬形が特徴的です。
彼は仏教に対する信仰がとても厚かったと言われています。
妙見信仰の中でも太陽と月の両者を信仰していたことから
戦場で自らを表す鍬形としてその両方を取り入れたと考えられています。
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「鳴かぬなら 鳴くまで待とう
時鳥」ということわざにもあるように信長や秀吉という精鋭がいながらも、粘り強い忍耐で天下統一を成し遂げました。
264年も続く江戸幕府を設立し、太平の世を築いた天下人です。
大きな兜鉢と、シダの葉と日輪の鍬形が特徴的な兜です。
出世兜と言えば、徳川家康と言われるほど。
シダの葉は常緑で枯れることがないことから「長生きして子孫を反映する」という意味を持っています。
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大坂冬の陣で活躍し「日本一の兵」とも讃えられた、戦国時代を代表する武将です。
若い頃の苦労でさえも生きる力に変えた強い意思と、豊臣秀吉に仕えた義の厚さは広く知られています。
鹿の角と六文銭が特徴的な兜。
鹿は古くから神の使いとして大切にされてきたことから、幸村は脇立に選んだと言われています。
さらに、六文銭は「命をかけるほどの覚悟」を意味するものとされてきました。
六文銭を兜につけることで、その意思の強さを自分にも敵にも示していたのでしょう。
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