人形への感謝とともに。
皆さまこんにちは。
人形供養の事前受付が今月25日(日)で終了となります。
様々な事情からおうちに飾れなくなった人形、収納できる場所の問題でお家に置いておけなくなった人形、等々。捨てるには忍びないという方々から、毎年たくさんの人形をお持ち込みいただいております。
先日も、パパと一緒に兄妹のお二人が、帰り際に、受付に預けたお人形に手をあわせてピョコンと一礼する姿がとても可愛らしく印象的でした。大人であれ子供であれ、人形とのお別れには誰しも気持ちが動かされるのだな、と。
残念ながら、新型コロナウイルスの影響でイベントとしての岩槻人形供養祭は早くから中止が決定しましたが、人形の供養受付は承っております。
毎年たくさんの方々が大切なお人形をお持込になるのを見ていると、「人形供養」は、お世話になったお人形たちのため、というよりは、やむなくお人形とお別れせざるをえなくなった持ち主に、気持ちの区切りをつけてくれる行事のように思えます。
お人形を手離す際の罪悪感や寂しさが、供養に出すことによって、不思議と、感謝や前向きな気持ちに変化してくれるのかな、と。
なかには、先程の兄妹のように、置いていくお人形の頭をなでたり、合掌したり、「ありがとう」と声を掛けたりされるお客様をみると、やはり、改めて、人形は心理的にも飾る人のそばに在るものなのだなと
実感します。
人形との出会いが生まれるこの岩槻で、人形と別れるときにまた、感謝の気持ちで、ご供養されてはいかがでしょうか。