おひなさま 新作の生まれる季節です。
皆様おはようございます。
この写真は江戸時代の古布4柄を並べて撮影したものです。木目込工房で扱う古布のごく一部。木目込人形作家・鈴木賢一先生のおひなさまに、時代裂(じだいぎれ)として着せ付けられます。
東玉では、ただいま来年のおひなさまの新作づくりの追い込み真っ只中です!
というのも2週間後の6月15日から東玉総本店で「ひな人形新作お披露目の会」が開催されるのです。東玉の人形を扱う全国の人形店の方々が新作を選びに来てくださいます。それにあわせて一般の方のご購入予約も始まります。
写真は昨年度発表された時代裂の寿々喜雛。正絹で織られた裂地に絹糸で刺繍がほどこされています。その刺繍は、江戸時代の空気まで織り込んだようにふっくらとしていて、それでいて艶もあり、思わず見惚れてしまいます。
このような衣裳のお人形はどれも一点もの。毎年、一点しかないお人形が生まれてくるのが今の季節なのです。木目込人形工房は着せつけと同時進行で、衣裳の色合わせに忙しくなります。私個人的には一年でいちばん楽しいお仕事だなと羨ましく思っていますが、人形作りが多忙を極めているのであまり口に出せません(笑)。
話が逸れました。もうすぐ来年のおひなさまがお店でお披露目になります。県境をまたいでの移動が制限される今、なかなか皆様のご来店も簡単ではないと思いますので、こちらのスタッフブログでも、改めて新作をご紹介できたらと思っています。乞うご期待!