可愛い鍾馗さん。
木目込の技法で作られた皐月童シリーズに新作が登場しました!
その名も「鍾馗わらべ(仮名)」です。
ふっくらほっぺに黒目がちの瞳。可愛い表情ながらも、この姿勢からすぐにでも悪者退治に駆け出していきそうなお人形です。
皆さま、端午の節句に飾られる鍾馗をご存知ですか?
ご存知の方は鬼のような厳しい表情でチリヂリの髭をたくわえた鍾馗を想像されることと思います。そう。実は鍾馗の見た目はこわければこわいほどいいのです。
鍾馗のお話は中国の唐の時代にさかのぼります。体が大きく、厳しい表情でチリヂリの髭をたくわえた鍾馗は、官僚のトップにいながらもその風貌で玄宗皇帝に遠ざけられ、それを苦に亡くなってしまいます。
その後、玄宗皇帝が高熱にうなされたとき、夢に現れた小鬼たちを次々と退治していった人物がいます。それがなんと鍾馗だったのです。夢から醒めた玄宗皇帝の病は嘘のように回復していたといいます。
亡くなってまでも皇帝の夢に現れ、病を追い払った鍾馗はその後、厄除けの神様・学問の神様として祀られるようになりました。
さて!話が戻りまして、「鍾馗わらべ(仮名)」はその鍾馗の子供の頃をモデルにしたというところでしょうか。可愛い顔ですが、魔を退治する力は備わっていそう!かな?笑
実物もとても可愛いらしいので、ご来店の予定のある方はぜひご覧ください。ご来店の難しい方は、今後、東玉Instagramにも表情などアップしていきますので、ぜひおうち時間でお楽しみください。そして新型コロナウイルスが終息したらぜひ会いに来てくださいね!
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