後の月
皆さまこんばんは。
今夜の月は、季語にもなっている後の月(のちのつき)。
旧暦九月の十三夜の月をこう呼びます。旧暦八月には十五夜の満月を愛でるのに、秋が深まってきた九月の夜は、十三夜の欠けた月を愛でることに、侘び寂びを感じますね! 名残の月という別名もありますが、さらに面白い呼び方で「豆名月」「栗名月」ともいうそうです。お月さまの色や形まで、豆や栗に見えてきそうですよね。季節の言葉は旬の食べ物に関係することが多くて楽しいです。
東玉の雛人形・五月人形にも月をモチーフにしたセッティングがいくつかあります。
喜久絵シリーズ「愛々B」
https://tougyoku.com/shop/products/detail/810
峻成・彩りシリーズ「大地」
https://tougyoku.com/shop/products/detail/262
季節の節目としての行事である「お節句」に、季節ごとに違う名前を付けて愛でる月を重ねた、素敵なセッティングになっています。
月のほかにも、雛人形には梅やサクラ、五月人形には菖蒲や鉄仙など、セッティングには季節の美しさが取り入れられているものが多くあります。お節句の人形を見るとき、そんなところにも注目してご覧いただけると、また違う楽しみ方をしていただけるのではないかと思いました。
今夜は、お月見をお楽しみください。