人形作りの起源<岩槻とダーラナ地方>
皆様こんにちは! 2019年3月に飯能にオープンしたメッツァビレッジに行ってきました。ムーミンバレーパークに入る前のエリアで、北欧の雑貨や工芸品のお店や、北欧料理のレストラン、ものづくりやアートを通じたワークショップがあります。 そこで意外な岩槻との共通点を見いだせるものがあったのでご紹介します。
それがこちら。「ダーラナホース」です! 可愛いですがこちらの写真のダーラナホースはポニーくらいの大きさがあります。手のひらサイズのものは、お祝い事の贈り物として喜ばれるそうです。 スウェーデンのストックホルムから車で3時間半。森と湖のダーラナ地方は、ダーラナホースの生まれた土地。今もなお、多数の職人達が一つ一つ手作りされているそうです。 その起源が、岩槻の人形の起源と似ていまして、これは18世紀の始め頃、木こりの人たちが仕事が終わった後に、遊び半分に作った木彫りの馬だということなのです。 一方の岩槻の人形作りの起源はというと…。 以下、このHP内「東玉のこだわり」からの引用ですが、岩槻の人形の起こりについてこうあります。 「この地での人形づくりの起源についてはいくつかの説がありますが、そのなかのひとつとして次のような言い伝えがあります。 今から約300年前、東照宮大修理のおりに京から呼ばれていた仏師が帰途についたとき、岩槻で病に倒れてしまいました。医師の看病により回復した仏師は、そのままこの地にとどまり、桐の粉で人形を作る方法を編み出し、後世に伝えたといわれております。その看病にあたった医師が、戸塚の先祖だったといわれております。」 以上、東玉の宣伝も入ってしまいましたが(笑)、何が共通点かといいますと…。 一、それぞれの道の職人(ダーラナ地方では木こり、岩槻では仏師)が本業以外のところで技術を生かして作ったのが名産のはじまりというところ。どちらも職人の遊び心から生まれているという、素敵な起源ですよね。 二、お祝い事に喜ばれる贈り物というところ。
そんなに変わらない時代に、ほぼ地球の裏側のダーラナ地方で、岩槻人形に通じる歴史が生まれていたこと、不思議なご縁を感じました!
ところで、メッツァビレッジでは、エントランスにアンブレラスカイの展示があり、こちらもフォトジェニックな風景でした! 好評につき9月1日まで期間延長されているということですので、気になる方は週末にお出かけされてはいかがでしょうか。