「即位礼正殿の儀」お衣裳にまつわるお話。
2019年10月23日
10月22日に皇居・宮殿で行われた「即位礼正殿の儀」。
皆様テレビやニュースなどでご覧になりましたか? 開始の時刻を待っていたかのように晴れ間がのぞいた時は、天の祝福を感じずにはいられなかったですね。
そのときに天皇陛下がお召しになられていた「黄櫨染の御袍」。「こうろぜんのごほう」と読みます。人間の世界では、歴代の天皇しか着用を許されない色と模様の着物です。
黄櫨染の赤みを帯びた黄色は、櫨の樹皮と蘇芳から染め出される色で、紋様は「桐」「竹」「鳳凰」「麒麟」の4柄が織り出されています。鳳凰と麒麟は中国の伝説に出てくる霊獣で、吉兆のシンボルのような動物です。
さて!この「黄櫨染の御袍」、人間世界では一般人は着用できない着物ですが、お人形の世界では、特にひな人形の世界では大人気の衣裳です。
オンラインショップで販売中のものでもたくさんありますので、ご参考にこのページの最下部をご覧ください。
あこがれの存在をお人形にうつしこむのは今も昔も同じです。記念すべき令和元年に生を受けたお子さまの初節句を、黄櫨染のおひなさまでお祝いするのも素敵なことです。ぜひ選択肢のひとつにされてみてはいかがでしょうか。