神様からの遣い 〜干支木目込教材「丑」のご紹介〜
皆様こんにちは!人形の東玉総本店では来年の干支「丑」の木目込み教材を揃えています。写真は、完成後の見本です。
神様が十二支の順番を決めるために動物を競争させた話は有名ですね。牛は自分が歩くのが遅いことを知っていたので、レースの前夜、まだ暗いうちに出発しましたが、途中まで牛の背中に乗ってやってきた子(ねずみ)がゴールの前で躍り出て1番になり、牛は2番になります。そのため牛の干支の順番は2番目になったと言われています。この話はほとんどの国でも共通しているお話だそうです。
牛は昔から、農業や物資を運ぶ労働力として人間の生活に身近な動物でしたが、神聖な動物としても扱われます。
結ぶ道具に使われる「紐」という漢字に「丑」の字が使われているのは、牛には「結ぶ」存在という意味があり「神からの遣い」とも考えられているからだとか。干支のレースの経緯からも、神様は牛を愛したのかもしれませんね。
全国の天満宮で臥牛像があるのも、菅原道真の遣いの牛なのです。(ちなみに道真公も丑年。)
実は!先程ご紹介した干支の木目込教材のうち、東玉で今年一番の人気者は、この天満宮の牛をモデルにした臥牛なのです!
まだまだステイホームの時間が長くなりそうな秋。おうちで木目込人形づくりはいかがですか。来年の丑年が、良い年になりますようにと、願いを込めて。