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五月人形のなかでも人気はやっぱり「兜飾り」

2023年12月25日

五月人形の飾り方

五月人形のなかでも人気はやっぱり「兜飾り」

端午の節句とは、男の子の誕生を祝い、今後の健やかな成長を願う年中行事です。
お子様の災厄をはらうために五月人形を飾り、強くたくましく立派な男性に成長することを願うのです。

武家社会に生まれ発展して来た「五月飾り」には、様々な種類があります。
端午の節句のお飾りと言うと、大抵の方がはじめにイメージされるのは「甲冑飾り」や「鯉のぼり」かもしれません。
これら2つのお飾りにしても、実はその由来やそれぞれに込められた意味が違うのです。

最近は数ある五月人形の中でも、扱いやすく、飾る場所に合わせて選べる「兜飾り」を選ばれる方が増えています。
大河ドラマや歴史ブームなどの影響もあってか、特に伊達政宗や上杉謙信などの戦国武将の兜飾りは非常に人気のある商品です。中には実際にお子様が着用できるタイプもあるのです!

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端午の節句に五月飾りを飾るようになったのはなぜ?「内飾り」と「外飾り」の歴史

五月人形を鯉のぼり日本での端午の節句は、もともと【女性のための日】だったといわれています。
日本はお米の国ですから、端午の節句のある五月は田植えをするとても大切な季節でした。
女性の力が豊作をもたらすとされ、「早乙女(さおとめ・そうとめ)」と呼ばれる女性たちが田植えをしていました。
田植えの前に魔を祓って浄化するために、女性たちは「菖蒲(しょうぶ)」や「蓬(よもぎ)」を軒先に吊した家に籠もり、その身を清めたとされています。

その日本古来の習わしに、奈良時代に中国から伝わった「端午の節句に菖蒲を使って邪気祓いをする風習」が合わさります。

奈良・平安時代の貴族の間では、端午の節句に「菖蒲」や「薬玉(菖蒲、よもぎ等の薬草を束ねたもの)」を飾り、邪気を祓っていたとされています。

鎌倉時代の武士の間で、「菖蒲」の音が「勝負」や「尚武(しょうぶ):武を尊ぶ」に通じることから、「端午の節句」を「菖蒲(尚武)の節句」と呼ぶようになりました。

この頃の武家屋敷では、男児が生まれると家の外に「幟旗(のぼりばた)」を立て飾ってその誕生を知らせていたそうです。
さらには生まれた男児へ「兜」を贈ることもあったようです。

これらの風習が合わさり、江戸時代には「端午の節句」は【男の子の成長を祝う行事】となり、この時期には屋外に「幟旗」や「槍(やり)」、「兜」などの五月人形を飾るようになったとされます。
兜や鎧を飾る理由は、武士にとって大切な防具である甲冑を飾ることで【男の子のお守り】とし【無病息災を願った】からです。

関連記事:「五月の節句「端午の節句」は男の子を鎧兜や菖蒲湯で守る意味があります」

その後、江戸時代の庶民たちも「端午の節句」に紙で作った「鎧兜飾り」や「武者人形(むしゃにんぎょう)」を飾ってお祝いするようになり、武士の「幟旗」に対抗して「鯉のぼり」を立て飾るようになったのです。

このように、五月人形はもともと「外飾り」が始まりだったようです。
「鯉のぼり」や「武者絵幟(むしゃえのぼり)」を空に向けて揚げる理由は、【男児の誕生を神様に知らせ、子供を守ってもらうための目印だから】といわれます。
さらに「鯉のぼり」には【立身出世への願い】も込められています。

江戸中期から後期にかけては、職人によって鎧飾りや兜飾り、そして武者人形までもが、より精巧でコンパクトに作られるようになり、「内飾り」として次第に家の中に飾られるようになりました。
こうして屋内に飾るようになった節句飾りが、現在「五月人形」と呼ばれるものです。

東玉ではお子様の無病息災や健やかな成長を願って飾る五月人形を種類豊富に取り揃えております。
コンパクトな収納飾りや人気のケース入りの商品なども多数ご用意しておりますので、ぜひこちらよりご覧ください。

  • 豪華でコンパクトな大鎧飾り「5号 特選大鎧」:緑裾濃の威が生命力を感じさせる鎧です。ケースはお洒落な八角形になっています。バックの山水の蒔絵が豪華さとともに落ち着きを演出しています。

商品詳細

ケース入り鎧飾り「5号 特選大鎧」

ケース入り鎧飾り「5号 特選大鎧」

100,000円(税込)

幅51×奥行37×高さ61cm

  • ケース入り 兜飾り「星日北斗E」:白い吹返しが特徴のお洒落な兜ケース飾りです。鍬形は立体的になっており雄々しさを感じさせます。大小太刀付で豪華に魅せます。

商品詳細

ケース入り 兜飾り「星日北斗E」

ケース入り 兜飾り「星日北斗E」

77,000円(税込)

幅39×奥行29×高さ45cm

  • 健やかな愛くるしさの子供大将飾り「皐月童 樹」:腕を組みどっしりと座る若大将姿の造形。やさしさ・上品さ・可愛さが感じられる人気のお顔です。少し背の高めの衝立で飾り、両脇に弓太刀を配したセッティングは、端午木目込シリーズのなかで豪華さNo.1と云えます。

商品詳細

端午木目込人形「皐月童 樹」

端午木目込人形「皐月童 樹」

198,000円(税込)

幅42×奥行32×高さ45cm

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五月人形の付属としてはどんな飾りがあるのでしょうか?鯉のぼりや名前旗など

五月人形と名前旗

本来は「端午の節句」には、お子様を神様に守ってもらうために外飾りを、お子様のお守りとするために内飾りを飾るものです。
最近では、住宅事情などの点から内飾りである五月人形だけを飾るご家庭が多くなりました。
ただ、実は昔ながらの内飾りも外飾りも現代の生活に合わせて少しずつ進化しているのです。内飾りの代表的な節句飾りには、「兜飾り」「鎧飾り」「大将飾り」などがあります。その中で、近年とりわけ人気の節句飾りは、戦国武将や国宝模写等々 バリエーションが豊富で、比較的コンパクトに飾れ、また飾り方も飾り易い「兜飾り」が人気のアイテムです。

五月人形の種類と脇飾り

五月人形には「鎧飾り」「兜飾り」「子供大将飾り」があります。
【お子様のお守り】として考えると、伝統的なお飾りはやはり全身を防御する「鎧飾り」や大切な頭を守る「兜飾り」がいいのかもしれません。

兜飾りや鎧飾りには、「弓太刀」と「屏風」も飾ります。
脇飾りとしては、関西方面では1対の「陣屋提灯(家紋入り)」、関東方面では1対の「勝ちどき旗(家紋入り)」があります。
また、昔は五月人形の後ろに「枠飾り」という旗や槍を何本も立てるお飾りもありました。

その他にも段飾りなど大きめの鎧兜飾りの場合は、「飾り馬」「鯉吹き流し」「篝火(かがりび)」「三品揃い(軍扇・陣笠・太鼓)」「ちまき揃い(粽・柏餅・八足台か三方の菖蒲酒徳利)」などのお飾りもあります。
関西方面では「張り子の虎」も五月人形と一緒によく飾られます。

東玉では段飾りをはじめ鎧飾りの五月人形を種類豊富に取り揃えております。
東玉の鎧飾りの五月人形はこちらからご覧ください。

  • 鎧飾り「5号 羅漢」:コンパクトな鎧セットながら、フォルムの綺麗さと雄々しさを感じさせます。威し方は褄取威で、片側の端を斜めに地色とは別の色で威しています。鍬形は本金鍍金仕様で、さらに金の屏風がより鎧を目立たせています。

商品詳細

鎧飾り「5号 羅漢」

鎧飾り「5号 羅漢」

249,700円(税込)

幅65×奥行40×高さ52cm

  • 草木染 鎧飾り「5号 極翔」:紫のグラデーションが美しい鎧飾り。袖や佩盾(はいたて)の裂地には龍村裂「五葉華文」が使われてます。屏風の両袖に入った藍染の青海波柄は、無限に広がる穏やかな波のように過ごせるようにとの願いが込められております。

商品詳細

草木染 鎧飾り「5号 極翔」

草木染 鎧飾り「5号 極翔」

300,300円(税込)

幅60×奥行40×高さ55cm

鎧兜などの甲冑飾りと一緒に「武者人形(子供大将人形)」を飾る方も多いです。
男の子のお守りとして昔からよく選ばれてきたのは「神武天皇」や「鍾馗(しょうき)」の五月人形です。
可愛らしい「金太郎」や「桃太郎」などの子供大将飾りもとても人気があります。
お正月飾りの「破魔弓」を五月人形と一緒にお飾りいただいてもよいでしょう。

東玉では伝統の端午木目込の愛くるしい五月人形を多数ご用意しております。
ぜひ、こちらよりご覧ください。

  • 端午木目込の技法を用いた愛くるしい五月人形「皐月童 凜」:「五月人形の新しい風」 端午木目込人形シリーズの中で人気ナンバーワン・皐月童「凜」(りん)。我が子を想わせる可愛い表情が人気です。造形は、幼子が太刀を片手に凛々しく空を見上げた「動」の瞬間を切り取った、東玉工房オリジナルの原型です。飾るほどに愛着が増す、新しい五月人形です。

商品詳細

端午木目込人形 「皐月童 凜」

端午木目込人形 「皐月童 凜」

143,000円(税込)

幅42×奥行28×高さ29cm

  • 健やかなる笑顔と勇ましさの子供大将飾り「皐月童 航」:えくぼが可愛らしい表情で、槍を持ち見得を切ったような子どもの躍動感あふれる動きの一瞬を切りとった造形です。背後の衝立は、男児の節句飾りに縁起の良い「蜻蛉」(とんぼ)と「沢瀉」(おもだか)のデザインです。

商品詳細

端午木目込人形「皐月童 航」

端午木目込人形「皐月童 航」

176,000円(税込)

幅45×奥行32×高さ36cm

段飾りが主流であった昔は、豪華に脇飾りをたくさん飾りましたが、住宅事情の変化した現代では、居住空間や生活スタイルに合った五月人形を選び、お好みで脇飾りを組み合わせて飾るという方が多いようです。

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「鯉のぼり」や「のぼり旗」の現在

外飾りでは「鯉のぼり」が有名ですが、他にも「幟旗(のぼりばた)」や「武者絵幟(むしゃえのぼり)」があります。

鯉のぼりが空高く泳いでいるのを見ていると爽快な気分になりますよね。しかし、見ているだけではなく実際にご自身で揚げると、さらに気持ちがいいものです。
もし可能であるなら、お子様が鯉のように元気はつらつに育つよう、ぜひ「鯉のぼり」を揚げてあげてください。
たとえ大きな鯉のぼりを揚げるスペースがなくても、今の鯉のぼりは以前よりも小型化しています。
最近はベランダや室内に飾るコンパクトで可愛らしい鯉のぼりも人気があります。

一方の「幟旗(のぼりばた)」の方も、昔は五月の節句の時期には家の外のお飾りでしたが、最近は内飾りとして飾れるようコンパクト化し、スタンド式の商品まで出ています。
それとは少し別になりますが、以前は木札にお子様の名前を入れて鎧・兜飾りの脇に飾っていたのですが、最近は「名前旗」を飾るのが人気です。
お子様の名前が入っていると誰の五月人形なのか一目瞭然で、豪華に見えるので特別感も増します。

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一番人気の五月人形はやっぱり「兜飾り」人気のおすすめ商品3選!

兜飾り

本来は「端午の節句」には、お子様を神様に守ってもらうために外飾りを、お子様のお守りとするために内飾りを飾るものです。
最近では、住宅事情などの点から内飾りである五月人形だけを飾るご家庭が多くなりました。
ただ、実は昔ながらの内飾りも外飾りも現代の生活に合わせて少しずつ進化しているのです。

加藤峻成作 5分の1 赤糸長鍬

  • 峻成・彩り 兜飾り「5分の1 赤糸長鍬」:等身大の五分の一の縮尺を参考に製作しました。コンパクトながら高度な技術を要する「手並べ小札」を使用した本格的な兜となっています。飾り台はコンパクトで、鯉のぼりがついたとてもかわいい台となっています。

商品詳細

峻成・彩り 兜飾り「5分の1 赤糸長鍬」

峻成・彩り 兜飾り「5分の1 赤糸長鍬」

118,800円(税込)

幅27×奥行27×高さ33cm

東玉が誇る若手甲冑師「加藤峻成」の詳しいプロフィールはこちらよりご覧ください。

別所実正作 5号 金竜頭立(きんりゅうずだて)

  • 別所実正 金屏風飾り「5号 金龍頭立」:別所実正は江戸甲冑師の中でも彫金を始めとした最上級の技術を持ち、妥協をゆるさない姿勢が高く評価されています。綿密な時代考証を背景に独自の世界観を生かした甲冑を世に送り出しています。金龍前立の兜は、龍頭と呼ばれる前立が最大の特徴です。龍頭は10個以上の真鍮製のパーツを手作業で組立・接着した後に純金鍍金をした実正独自の龍頭です。程よいサイズ感・鍍金の美しさも合わさり人気の兜です。

商品詳細

別所実正 金屏風飾り「5号 金龍頭立」

別所実正 金屏風飾り「5号 金龍頭立」

392,700円(税込)

幅70×奥行40×高さ51cm

最上級の技を持つ東玉の名匠「別所実正」の詳しいプロフィールはこちらよりご覧ください。

端午木目込兜 奏・天音(あまね)

  • 木目込兜飾り 奏 「天音」:青い吹返しが高貴な印象を与える兜です。鍬形はマグネット式で簡単に取り外せるので収納時もコンパクトです。屏風の花菖蒲は端午には欠かせないお花です。

商品詳細

木目込兜飾り 奏 「天音」

木目込兜飾り 奏 「天音」

92,400円(税込)

幅28×奥行28×高さ32cm

東玉がおすすめする「木目込兜・鎧シリーズ」の五月人形はこちらよりご覧ください。

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最近の五月人形は、扱いやすく、飾る場所に合わせて選べる、モダンでコンパクトなサイズから、落ち着いた雰囲気の和室に合う伝統的なタイプまであります。また可愛らしいもの、お洒落なデザインの五月人形もあります。
五月飾りは時代と共に変化してきましたが、我が子の無事と健やかな成長を願う親の気持ちはいつの時代でも変わりません。
ただ、五月飾りを通して男の子に願う「理想の男性像」というものは、時代によって多少変わっていくものでしょう。そんな変化が五月人形の「かたち」や「お顔」から見つけられるかもしれません。

五月人形は、昔から今に続く親から子への愛情を「かたち」にしたものです。
そのための「理想のかたち」を探求し、提供し続けることが私たちの使命だと思っております。

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