岩槻の伝統技法である端午木目込みの「やさしい五月人形」をご紹介いたします
木目込人形(きめこみにんぎょう)は、岩槻に伝わる人形作りの技法です。
簡単にご紹介するなら、桐塑(とうそ)と呼ばれる桐の粉を固めた素材の人形本体に、筋彫りという溝をつけ、そこに糊を入れて、金襴や友禅といった裂地を溝に入れていくことで衣裳を着せ付ける技法のことです。
特にこの裂地を溝に入れていく作業を「木目込む」ということから、「木目込人形」と呼ばれます。
岩槻は、江戸時代から伝統的なこの技法を受け継ぎ、東玉は主に木目込みの技法で雛人形を多く作ってまいりましたが、近年、五月人形にもこの木目込みの技法を生かし、新たな人形作りの挑戦を続けております。
岩槻の伝統「木目込み」の可愛らしい子供大将飾りのご紹介
金属による甲冑ではない、木目込の技術で製作された力強さとふくよかさが魅力の東玉の端午木目込人形。お人形がまとう衣裳は西陣の絹織物です。人形の存在感がありつつも手足の細部にまで表情が見て取れます。木目込という衣裳の着せ方や筆仕事によるお顔の仕上げ方は全体を優しく示します。
端午木目込人形 「御所童子 司」
- 端午木目込人形 「御所童子 司」:端午木目込シリーズの最高級品・御所童子「司(つかさ)」。「人形彫刻家・磊(らい)」が原型を製作しています。優しさ、強さ、上品さを兼ね備えたお顔は、瞳や髪の毛など細部に至るまですべて手描き。精緻な筆運びで奥行きのある表情が生まれます。背後の屏風も、松と鷹が手描きで描かれた高級品です。
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東玉ではこの他にも端午木目込みの子供大将飾りを豊富に取り揃えております。ぜひこちらより「子供大将飾り」をご覧ください。
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リビングにも玄関にも飾れるやわらかさが女性にも人気!端午木目込みの兜飾り
木目込兜飾り 奏 シリーズ
- 木目込兜飾り 奏 「天音」:青い吹返しが高貴な印象を与える兜です。鍬形はマグネット式で簡単に取り外せるので収納時もコンパクトです。屏風の花菖蒲は端午には欠かせないお花です。
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- 木目込兜飾り 奏 「音音」:白と金、銀を基調にしたお飾りです。吹き返し、後ろのシコロの部分には、見る角度によって光方が変わる青色、緑色のホログラムを織り込んだ布地を使用しております。可愛らしさの中に気品が感じられる兜であります。
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- 木目込兜飾り 奏 「胡桃」:草木染で染め上げられた正絹生地を木目込み、木目を生かした鍬形を使用しているナチュラル感を感じられる兜飾り。草木染の吹き返しには向かい鶴が織り込まれ、お子様の吉兆の願いが込められております。
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- 木目込兜飾り 奏 「藤音」:淡紅藤色の正絹織物と金箔押の鍬形のコントラストが美しく、高級感あふれる兜です。丸台と同じスカイブルーをラインで施した屏風には子孫繁栄や長寿の願いを込めた藤の花があしらわれております。統一感のあるモダンな色合いのため、リビングなどの洋間によく合う兜飾りです。
商品詳細
- 木目込兜飾り 奏 「檸檬」:優しいレモン色とグリーン色の正絹西陣織物を木目込み、落ち着きながらも存在感のある兜に仕上がりました。筋彫りに沿って金糸を付けているため、いっそう色映えします。兜を入れるヒツと飾り台・屏風は桐材を使用しております。
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- 木目込鎧飾り 風 「朱風」:威糸部分は、草木染の裂地で木目込まれていて、柔らかなグラデーションで優しい雰囲気を醸し出しているのが特徴です。胴の部分には印伝が使われ蜻蛉(とんぼ)柄をあしらっています。蜻蛉は古来より五穀豊穣や無病息災の象徴とされ、また「勝虫」と呼ばれたことから武具や装束に多く取り入れられています。
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優しさの中に宿る、凛とした強さ!端午木目込みの鎧飾り
最後に、東玉の甲冑師の熟練の技巧を注ぎ込んだ端午木目込みの鎧飾りのご紹介をいたします。
木目込鎧飾り 風 「朱風」
商品詳細
東玉ではこの他にも伝統の技巧を凝らした本格的な鎧飾りを豊富に取り揃えております。ぜひこちらよりご覧ください。
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木目込みの技法で作られた五月人形は、いわゆる「甲冑」とよばれる鎧兜の五月人形と比べると、優しく、穏やかで、可愛いらしさもあり、雰囲気がまるで異なります。
木目込みの五月人形にも鎧、兜、子供大将飾りと、初節句にふさわしいシリーズが豊富にあります。
“細かい職人の技術で作られたかわいらしい男の子の人形が、飾り棚やテーブルに飾られます。これらの人形にも、元気な成長と家族の幸福を祈る意味が込められています。
子どもたちが元気に成長し、家族全体が幸せで安全であることを祈る象徴的な存在となっています。”
価格やサイズも様々ですので、ご予算や飾るスペースに合わせてお選びいただけます。お子様の初節句にふさわしい五月人形をお選びいただけるよう、東玉がお手伝いさせていただきます。ご来店またはお問い合わせを心よりお待ちしております。