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「こ‌ど‌も‌の‌日」‌と「端午の節句」は別ものなの?

2023年12月25日

こどもの日の知識

「こ‌ど‌も‌の‌日」‌と「端午の節句」は別ものなの?

毎年5月5日は「こどもの日」。この日は「端午の節句」と重なり、男の子のお祝いの日というイメージが強いですよね。でも、女の子も「こども」なのに、どうして男の子だけ?

元来「こどもの日」は、祝日法で定められているところによると、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨であるとされています。「こどもの日」は、1948年7月20日の祝日法の公布から施行されている国民の祝日です。この日には、男の子も女の子も一緒にお祝いします。男の子も女の子もみんな、お母さんに感謝しましょう、という日です。

では、「こどもの日」と「端午の節句」は別ものなのでしょうか?
この記事では、その疑問を解決していきましょう。

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「こ‌ど‌も‌の‌日」「端午の節句」‌が‌男‌の‌子‌の‌お‌祝‌い‌と‌さ‌れ‌て‌い‌る‌のは武‌家‌社‌会‌の‌習‌わ‌し‌に‌由‌来‌す‌る‌か‌ら‌で‌す

端午の節句

「端午の節句」は、古く奈良時代から伝わる風習です。「節句」というのは季節の節目のことで、日本では一月七日の人日(じんじつ)・三月三日の上巳(じょうし)・五月五日の端午(たんご)・七月七日の七夕(たなばた)・九月九日の重陽(ちょうよう)の五節句があり、それぞれの日にお祝い行事をします。端午の端は「端を発する」、つまり「始め」を意味し、午は「うまの日」のことです。
つまり「端午」とは、「月の始めの午の日」をさしていました。「午(ご)」という文字の音が「五(ご)」に通じることなどから、五が重なる5月5日が「端午の節句」となりました。

「端午の節句」は、この季節の植物「菖蒲(しょうぶ)」を飾ったり、「菖蒲酒」を飲むことから「菖蒲の節句」とも呼ばれます。江戸時代に入り、貴族文化が武家へ浸透するとともに、菖蒲の読み方が、武道や武勇を重んじる尚武(しょうぶ)と音が同じであることから、武家の間で盛んにお祝いされるようになりました。
当時は家の後継ぎは男の子。ですから一族の繁栄を願い、男の子が無事成長していくことを祈る重要な行事となり、今日では男の子のお祝いの日として定着しています。

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男の子も女の子問わず‌「‌こ‌ど‌も‌の‌日」に‌お‌祝‌いしよう!そして「端午の節句」についてもう少し詳しく‌

こ‌ど‌も‌の‌日

甲もともとは前述したように、「こ‌ど‌も‌の‌日」‌自‌体に‌性‌別は定められていません。‌ ‌男の子も女の子も主役です。

また、一年には5回のお節句「五節句」があり、どの節句も、性別に関係なく、男女を問わず災厄や忌事から身を守り、健康長寿を願ったり感謝したりするために行なわれる行事です。

せっかく「端午の節句」に重なる日が「こどもの日」に制定されたのですから、女の子の無事や健康もお祝いしましょう。
その場合は、季節のものを食したり飾ったりして、健康に感謝する五節句の本来の意味に立ち戻り、柏餅や粽を食べたり、菖蒲湯に浸かって、お祝いをしてみてはいかがでしょうか。
家族みんなで男の子も女の子も、健康と健やかな成長を願って季節の物を食べたり、季節を感じることが「お節句」なのかもしれません。日本の伝統文化として子供たちに受け継いでいきたいですね。

端午の節句の行事の由来

「端午の節句」の風習のそれぞれの由来はこのようになっています。

  • 柏餅

柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないことから「子孫繁栄」を連想させる縁起がある食べ物とされるため。

  • 菖蒲湯

菖蒲には魔除けの意味があり、厄を祓い健康に成長することを祈願する行いとされるため。
また、菖蒲湯は特に女性にうれしい効果があるのをご存じでしょうか。菖蒲湯には鎮静効果や血行促進効果があり、昔から「薬湯風呂」とされていたのです。女の子だけでなく、感謝されるママにも効果的なのですね。

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端午の節句に飾る五月人形や鯉のぼり

さて。「こどもの日」はそうはいっても、「端午の節句」においては、主役色が強いのは男の子。
五月人形を飾ったり、鯉のぼりを揚げたりしてお祝いしたいものです。
では今度は五月人形や鯉のぼりには、どのような意味や歴史があるのかを見ていきましょう。

五月人形に込められた願い

五月人形と呼ばれる鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習です。
戦の前に身の安全を願って神社にお参りし、戦から無事に戻った後に鎧や兜を奉納するしきたりに由来しています。
今でも全国各地の神社には、その土地の武将がおさめた鎧が「奉納鎧」として残っています。

鎧や兜は、戦いの道具として受け取られがちですが、武将にとっては自分の身を護る大切な道具であり、シンボルとしての精神的な意味がある大切な宝物でした。

現在は鎧兜の「身を守るもの」という意味が重視され、災厄から大切なこどもを守ってくれるようにという願いを込めて飾ります。
東玉では災厄からこどもを守る五月人形を豊富に取り揃えております。ぜひ、ご覧ください。

  • 木目込兜飾り 奏 「天音」:青い吹返しが高貴な印象を与える兜です。鍬形はマグネット式で簡単に取り外せるので収納時もコンパクトです。屏風の花菖蒲は端午には欠かせないお花です。

商品詳細

木目込兜飾り 奏 「天音」

木目込兜飾り 奏 「天音」

92,400円(税込)

幅28×奥行28×高さ32cm

  • 峻成・彩り 兜飾り「大地」:重厚感のある茶塗の兜に、吹き返しに龍村裂を使用した品格のある兜飾りです。飾り方も「屏風飾り」とコンパクトに飾れる「衝立飾り」と2通りの飾り方が楽しめます。彩り兜シリーズでは一番の人気になっています。

商品詳細

峻成・彩り 兜飾り「大地」

峻成・彩り 兜飾り「大地」

155,100円(税込)

幅32×奥行33×高さ33cm

東玉の五月人形はこちらからご覧ください。

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関連記事:「五月の節句「端午の節句」は男の子を鎧兜や菖蒲湯で守る意味があります」

一方の鯉のぼりは、江戸時代に町人階層から生まれた節句飾りです。
鯉は清流はもちろん、水質のよくない池や沼でも元気に生息することができる、非常に生命力の強い魚です。
そこから鯉のぼりを揚げて、こどもがどんな環境にも耐えうることを願います。

また、中国には鯉が急流をさかのぼり、竜門という滝を登ると竜になって天に登るという伝説があります。これは「登竜門」という言葉の由来にもなっています。
ですから鯉のぼりは、こどもが成功へといたる難しい関門を突破し、立派な人になるようにとの「立身出世を願う飾り」でもあるのです。

関連記事:「鯉のぼりの由来は「端午の節句」とともに武家と庶民文化に生まれた日本独自の文化」

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こ‌ど‌も‌の‌日‌に‌男‌の‌子‌の‌お‌祝‌い‌に‌飾‌り‌た‌い‌お‌す‌す‌め‌の‌五‌月‌人‌形

五‌月‌人‌形

東玉ではそんな端午の節句を彩る五月人形をたくさんご用意しております。
ここでは、東玉おすすめの五月人形をご紹介します。

鎧‌飾り

五月人形を飾った様子

  • 草木染 鎧飾り「5号 極翔」:紫のグラデーションが美しい鎧飾り。袖や佩盾(はいたて)の裂地には龍村裂「五葉華文」が使われてます。屏風の両袖に入った藍染の青海波柄は、無限に広がる穏やかな波のように過ごせるようにとの願いが込められております。

商品詳細

草木染 鎧飾り「5号 極翔」

草木染 鎧飾り「5号 極翔」

300,300円(税込)

幅60×奥行40×高さ55cm

  • 鎧飾り「5号 羅漢」:コンパクトな鎧セットながら、フォルムの綺麗さと雄々しさを感じさせます。威し方は褄取威で、片側の端を斜めに地色とは別の色で威しています。鍬形は本金鍍金仕様で、さらに金の屏風がより鎧を目立たせています。

商品詳細

鎧飾り「5号 羅漢」

鎧飾り「5号 羅漢」

249,700円(税込)

幅65×奥行40×高さ52cm

  • 鎧飾り「10号 王者胴丸Ⅲ」:兜部分は重ね鉢仕様で、吹き返し部分には革を使用しています。小札部分は通常よりも厚く作られていて重厚感があり、糸は正絹を使用しています。屏風には蜻蛉と沢瀉が描かれており、蜻蛉は勝ち虫として勝運の象徴とされています。

商品詳細

鎧飾り「10号 王者胴丸Ⅲ」

鎧飾り「10号 王者胴丸Ⅲ」

407,000円(税込)

幅75×奥行55×高さ98cm

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兜飾り

五月人形を飾った様子
こちらは鎧飾りが大きくて飾れないという方におすすめの兜飾りです。

  • 彩宴 兜飾り「8号 翠玉」:手打ち星鋲の合わせ鉢、吹き返しは印伝革、威糸は正絹を使用した本格的な兜。LEDライトを包み込むような、優しいグリーンの和紙の円と金の縦ラインのデザインが特徴的です。

商品詳細

彩宴 兜飾り「8号 翠玉」

彩宴 兜飾り「8号 翠玉」

157,300円(税込)

幅45×奥行30×高さ36cm

  • 峻成・彩り 兜飾り「緑樹Ⅱ」:鉢や小札に緑色を用いた兜です。「地に根を張り種をつくる強い生命力を持つ“緑樹”のような人に」と願いを込めて製作しました。吹き返しに龍村裂を使用した品格のある兜飾りです。飾り方も「屏風飾り」とコンパクトに飾れる「衝立飾り」と2通りの飾り方が楽しめます。

商品詳細

峻成・彩り 兜飾り「緑樹」

峻成・彩り 兜飾り「緑樹」

151,800円(税込)

幅55×奥行35×高さ30cm

  • 別所実正 金屏風飾り「6号 新総唐草」:別所実正は、江戸甲冑師の中でも彫金を始めとした最上級の技術と妥協をゆるさない姿勢が高く評価されています。綿密な時代考証を背景に独自の世界観を生かした甲冑を世に送り出しています。新総唐草の兜は、鉢正面の「シロ」と言われる部分に唐草の透かし彫りを付けていることが最大の特徴です。唐草柄は、つるが四方八方に伸びてゆく様子が生命力の象徴とされています。サイズ感としては、コンパクトの分類になりますが、細かい部品ひとつまでこだわりを持って製作されています。

商品詳細

別所実正 金屏風飾り「6号 新総唐草」

別所実正 金屏風飾り「6号 新総唐草」

342,100円(税込)

幅55×奥行33×高さ40cm

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端午木目込人形

五月人形を飾った様子
東玉では、卓越した木目込の技法を生かして、五月人形を企画製作しています。
お顔のついたかわいらしい五月人形をご希望の方に大変好評をいただいています。
見ていると笑顔がこぼれるお人形です。東玉一押しの逸品の数々です!

  • 端午木目込人形 「皐月童 陸」:可愛いけれど堂々とした男児「陸」。きりっと結んだ口元、もちもちのボディーは、生まれて間もない赤子の生命力が感じられます。名前の「陸(りく)」は大地のように堂々とした男子にご成長されるよう、願いを込め命名しました。

商品詳細

端午木目込人形 「皐月童 陸」

端午木目込人形 「皐月童 陸」

126,500円(税込)

幅28×奥行25×高さ27cm

  • 端午木目込人形 「皐月童 凜」:「五月人形の新しい風」 端午木目込人形シリーズの中で人気ナンバーワン・皐月童「凜」(りん)。我が子を想わせる可愛い表情が人気です。造形は、幼子が太刀を片手に凛々しく空を見上げた「動」の瞬間を切り取った、東玉工房オリジナルの原型です。飾るほどに愛着が増す、新しい五月人形です。

商品詳細

端午木目込人形 「皐月童 凜」

端午木目込人形 「皐月童 凜」

143,000円(税込)

幅42×奥行28×高さ29cm

  • 端午木目込人形 「皐月童 航」:えくぼが可愛らしい表情で、槍を持ち見得を切ったような子どもの躍動感あふれる動きの一瞬を切っとった造形です。背後の衝立は、男児の節句飾りに縁起の良い「蜻蛉」(とんぼ)と「沢瀉」(おもだか)のデザインです。

商品詳細

端午木目込人形「皐月童 航」

端午木目込人形「皐月童 航」

176,000円(税込)

幅45×奥行32×高さ36cm

東玉オリジナル・端午木目込人形の一覧はこちらをご覧ください。
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武者人形

ケースに入った武者姿の五月人形。第二子・第三子で飾る場所がないという方に。また、ご親戚の初孫誕生のお祝いに…等々、様々な目的のお飾りに最適です。

鯉のぼり

空高く勇壮に泳ぐ鯉のぼり。揚げるスペースやご予算に合わせて、さまざまなタイプがあります。広いお庭、ベランダ、おうちの二階から庭へかけて・・・などなど。
どんなふうにどんな鯉のぼりを飾りたいか、ご相談にのります。

ゴールデンウィークの1日、5月5日。
「こどもの日」には男の子も女の子もお母さんに感謝する日としてお祝いし、さらに健やかな成長を願う「端午の節句」で男の子のお祝いを素敵な五月人形と一緒にできたら、きっとご家族のきずなも一層深まることでしょう。‌

「こどもの日」「端午の節句」について理解を深め、毎年想い出に残る一日にしていただけたらと思います。

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